2014年8月23日土曜日

うつくしま 福島①

福島県に行ってきました
南会津方面~会津若松市・郡山市・福島市~安達太良山~猪苗代湖へぐるりと

小学校時代の修学旅行や家族旅行以来、大人になってからは初めての福島
駆け足ながら、訪ねた所はいずこも、とてもよかったです


ひとも、食べ物も、街並みも・・・
印象に残るものは本当にたくさんあったのですが

なんといっても山や田畑やその間をゆく街道の景色がうつくしくて。。。

ここは本来、とても「ゆたかな」土地なのだ、と。。。

旅の足を進め、その印象を深めるにつれ
胸が詰まる想いでした




原発事故の後、福島のひとたちは
ふるさとに残るか、離れるか、再び戻るか、という大変な選択を強いられ
どれを選んでも前と同じ日常が戻ることはなく、様々な辛さや
心ない言葉に傷つけられたりもしてこられたのだと思うのですが・・・

それら全ての理不尽さというか・・・

どうしてこの地を出て行かねばならないのか
どうしてこの地を手放せようか
という想いが

これまでにない迫力で、迫ってくるようでした




私などは家も土地も持たない暮らしをしていることもあってか
かたくなに土地に残ろうとするひとたちには、避難してもよいのでは、と案じるような・・・ 
正直、どうして? と思うような気持ちもあったのですが・・・ 




これは
手放せないですね・・・ 

ふるさとが一番

ここに代わる土地など、ありようがないです

だってこんなにうつくしいんだもの




福島のひとたちは
やさしかった

暑さ寒さに育まれた我慢強さ

笑顔もいっぱいだった

少なからぬ人たちがやむにやまれぬ想いで転出してしまった、その後を
彼らがいつかまた戻って来れるように、遊びに来れるようにと願って守る、
またたくさんの人が観光で訪ねてくれるようにと地力の回復に努力する、
(リスクを受け止め折り合いをつけて暮らしているその胸の内は測りしれないけれど・・・
そういうひとたちに出会った旅でした

また訪ねたい、訪ねます
うつくしま 福島



「うつくしま」というのは、福島県の観光アピールのキャッチコピーとして
パンフレットなどで見かける言葉ですけれど
福島はほんとうに美しかったです
日本全国、緑ゆたかで水がきれいな土地へ行けばどの地も美しく
その地に暮らすひとたちの営みに、同じように感動します
それは新潟県もしかり
目にする景色がうつくしければうつくしいほど
出会うひとたちがやさしければやさしいほど
原発事故と国の政策のことを考えずにいられません

訪ねた所、素敵だったお店などについては、またしばらくあたためてから書こうと思います


2014年8月11日月曜日

魚津市①まるきんさん

夏休み
富山方面へ行かれる方にオススメを☆
書きそびれていたものを一挙に3つ行きます^-^/


富山地方鉄道・魚津駅前にあるたいやき屋さんのかき氷


本名「まるきん」さん、通称「たいやき屋」さん、らしいです
古い長屋の店舗で、おかあさんが(この日は)ひとりできりもり


駅前の観光案内所の方に「メニューが300もあるの!」と教えていただいた通り
狭い店舗内の壁にぎーーーっしりと

全部は見きれないな~と思っていたら、乗せてほしいものを言えばよいらしく
「抹茶・ミルク・コーヒーゼリー」とお願いしました

旨~~~☆ コーヒーゼリー入り、おいし~~☆☆☆


私、かき氷マニアじゃないし
美味しくいただくには相方と半分コで満足だし
巷で話題の ふわっふわの氷☆ なども存知ないのですが
コレはそっちの土俵じゃないです

地域の人たちがきっとずっと食べてきた味
小さいうちは大人に連れられて
そのうち自分のお小遣いで来れるようになって
大人になっても時どき思い出したように食べたくなるような・・・

注文してから食べ終わるまでに目にした風景は
まさにそんな感じで

ちょうど放課後の時間だったので中学生たちも多く、お店は大賑わい
店内のカウンター席は少なく、外のベンチからも溢れたひとは
(私たちも)歩道の縁石に腰かけていただいたのですが

よかったな~~


氷の他に、どんどん焼きなどもあって注文が入ると更に大忙し。「粉もん」の駄菓子があるあたりにも、関西寄りのエリアという異文化風味が感じられてなんか楽しい

お店は古いし、いろいろ気になっちゃうひとには向かないかもですが、新しくなってしまったら多分、もうこの感じではなくなってしまうのです

この感じ大好き
かあさん、どうぞお元気で


魚津市②魚津水族館

魚津市といえば我が家では 魚津水族館
魚津は蜃気楼が見えることでも有名ですが、いつでも見られるわけではないのでね
こちらは昔ながらの古い水族館ですが、これがなかなか楽しめます


アザラシとペンギンは入館しなくてもいつでも見られる大らかさ☆


飽きることなく見ていたい


すぐ近くには遊園地
細い道を行くと突如、住宅の屋根越しに大観覧車


なににしろレトロで


不思議なミクスチャーで


うーむと唸ってしまうこともあるのだけれど
それもまた一興



ひなびた感のある展示の面白さというのはいろいろあって、先頃リニューアルされて話題の、クラゲで有名な山形県 鶴岡市立加茂水族館 にも、昨年、リニューアル前に訪ねることができたのは貴重なことでした↓


でも、久々に新しくなった加茂水族館のHPを見ましたら・・・ 
嗚呼、新しいって、なんてきれい・・・
facebook にアップ (という技使いまで新しく) の加茂アザラシ、超ぷりてぃ~(。-_-。)


くらげの個体数や飼育設備なども増えて手狭にもなったのだとか
また訪ねて、そのビフォー・アフターに感動したいです

・・・などと書いた後に 館長ブログ を見ましたら
嗚呼、もう情熱大陸。。。
行く前からその想いと長年積み重ねてこられた努力に感動です
結実のカタチをぜひとも拝見したいです


こういうちいさいひとたちのちいさい水槽も健在だといいな
かじか です



魚津なのか鶴岡なのか、どっちのオススメかわからなくなりました^-^:

全面リニューアルとなると簡単なことではないと思いますが

魚津水族館にだってクラゲはいます!ホタルイカも!
あと・・・
ペンギンハウスのガラスと床の苔のお掃除を
もちょっとがんばると、随分違うと思うのだけどナ

応援を込めて期待☆


魚津市③大黒屋寿司店さん

富山といえば鱒の寿司
市内にはたくさんの直売店があり、それぞれにこだわりと個性があって、駅の売店などで売られているものとは味わいが全く違う、と知ったのは近年のこと

鱒ずしも鯖寿司も、酢がきつくてそれほど好きでなかったのですが、ある時、直売店のものをいただいたら別物とも思える美味しさにビックリ! お土産用に大量販売されているものは、保存のためにやむを得ないところ、直売店の出来立てのものは、酢も押しもやわらかで美味しい!
以後、あちら方面に行く時は、どのお店で買うかを調べたり、味くらべをするのがひとつの楽しみになりました


魚津では 大黒屋寿司店 さんが気になっていました
(ちょうど発売中の『キャレル』 後ろの方のページに掲載されてますね☆)

HPのランナップを参考に電話で注文
いただきにあがると、お稲荷さんを「遠くからの御車代に」
とお気遣いいただきました

 

笹に包まれ、竹とゴムでしっかり押し締めされた包みを開くと・・・ 


こちらが、手割り ます・さば・大黒ミックス

初めての、焼き鯖をほぐして甘酢に馴染ませたという「大黒」がまた
とても美味しかったです☆


いわゆるホールケーキ状の、カットしていただくタイプでなく、個々に握られている「手割り」は、食べやすいようにという工夫を込めた大黒屋さんオリジナルで、お寿司の数は予算や希望に細かく応じて下さるようです

大将も奥さまもお店の感じも、とても気持ちよく、機会あれば店内でにぎり寿司などもいただいてみたいもの (川を挟んだ向かいに駐車場があります)

また魚津を訪ねたくなる旅の味、帰宅後の余韻を増してくれる、いいお土産でした
ご馳走様でした☆


2014年8月7日木曜日

おひさま日曜市



こんなにすがすがしくうつくしいのは


相模半白きゅうり ですって☆
(石川徹さん作)

7月27日(日)に開催された
第一回 「おひさま日曜市」 で出会った古来種の野菜のひとつ


イベントの主旨は「概要」に綴られた、主催者である マリールゥ さんの
ひかえめ~にしたためた中からも伝わってくる熱い想いをお読みいただくとして

とても面白かったです
昨年10月に鶴岡の「アル・ケッチァーノ」を訪ねて以来、
気になっていたこのテーマ

その時のレポート、アップしそびれていました 
今頃ですがふたつアップしました
アル・ケッチァーノのこと→ 
奥田シェフの本のこと→  


今回集まっておられたのは、りんごの自然栽培で有名な木村秋則さんにならって
木村農法」を実践しているという新潟市近郊の農家さんたち
初めて目にする野菜、教えていただくこと、がたくさんでした

見慣れない聞き慣れない、様々な品種の野菜たちのイキイキとしたうつくしさと
農家さんたちの、それぞれの情熱や想いが伝わってくるお話と笑顔が
印象的でした



晴れ晴れとしたこの当日、唯一の不甲斐なきは己れの体調
熱を出す直前だったもので、その日の後半になるにつれ
しゃべっていても話を聞いていても、頭の回転の遅さと口の中の渇きで
何がなにやら(*_*; になっていくのでしたが・・・
  
富田貴史さんのトークライブ 「まちなかで紡ぐ、手仕事、養生、種」
を聞けたのもよかったです
朦朧としながらも一生懸命集中しました (内容についてはまた改めて)

大切な要素 (自分にとって)
「なんかたのしかった~」というだけでは終わらせない核芯、みたいなものは
掴んでこれたと思います 

またひとつ「はじまり」をいただきました


帰宅直後から熱を出しながらも気がかりだったのはコチラ
樹上完熟の藤五郎梅  ( ひかり畑さん 作)
ん~~~ かわいいっっ
このコたちをおいて倒れるわけにはいきません
翌日、薬で熱が治まっている間に半分をジャムにしました
残り半分はシロップ用に洗ってひとまず冷凍


月に一度の開催
並ぶ野菜たちの顔ぶれが
季節とともにどんなふうに変わっていくか
自分自身もどんなふうに変わっていくのか
楽しみです


2014年8月6日水曜日

高橋源一郎さんの本


手ががり② で書いた『街場の憂国会議』の執筆者の中では
高橋源一郎さんの論調が好きでした
こんなふうにやわらかく要点をついてくれる人を織り交ぜていただけると
いい具合に緩急つけながら読み進んでいけます

他の著者と同様、この方が書いたものを見聞きするようになったのも最近のこと
興味深いと思ったのは雑誌 『GQ JAPAN』 のサイトで読める連載

同じく、「非電化工房」 訪問のお話もとても面白いです
高橋源一郎さんのスタンス、視点が、好きなのだと思います

そんなわけで早速


高橋さんと共に「弱さの研究」をしたという辻信一さん
との対談集『弱さの思想』から読んでいます

『101年目の孤独』の方は『GQ JAPAN』に掲載された連載を
修正・加筆してまとめたもの

イギリスの子どもホスピス、「マーティンハウス」のことは両方に出てくるのですが

読んでいると
泣きたくなります

究極の「弱さ」が持つ、強さ、やさしさ、聡明さが訴えるもの、教えてくれるもの
それを汲み取り、共に生きているひとたちの姿(を伝える高橋さんの文章)は
こちらの表面的だったり、浅はかだったりする部分を自覚させ
目をそらしていたものを、そっと視野の内に差し示してきます
あくまでも、そっ と・・・ 

他にも様々な取り組みが紹介されています
強いことや、一番であること、効率がいいこと・・・
そういう、競争や闘いを孕んだ、一部の者が恩恵を享受するための価値ではなく
誰もが内包している「弱さ」というものを中心に据えた
「支え合う」(支援しながらむしろ弱き存在から学ばされたり、癒されたりという)
取り組みや地域づくりが、ある所には在るのですね
(それはもう、スゴイんです☆

そういう社会がいい! という想いが集まれば・・・


高橋源一郎さんの文章は
私にとって
「どこに希望を見いだすか」ということの手がかり
であるように思います

きゅっ と緊迫してしまっているものを
にこっと ほぐして

真上じゃなくて遠くの空を
仰ぎ見るような




『街場の憂国会議』では、高橋源一郎さんの他に
内田樹さんの「株式会社化する国民国家」や
想田和弘さんの「安倍政権による“民主主義の解体”が意味するもの」も
かなり合点のいくものでした

あーー ナルホドね☆
安倍政権はなんでこんなに平気で非・民主主義的なことをするのだろう
と思っていたけれど、今や彼の敵は「民主主義」で
目指しているのは効率の良いトップダウンの独裁制的なもので
「国家権力」を縛ってきた憲法を、今度は「国民」を縛るものに変えたいわけなの
ナットク☆

(と喜んでいる場合ではなく(-"-)
(そんな手法は支持しません、という意志表明をすることが大事かと思いますが

安倍政権が何をしようとしているのか、日本をどうしようとしているのか、についての考察は
今起きていることを理解するのにとても役立ちました
非常にスッキリ☆

手元にある数冊を読んだら、お次は想田さんのブックレット、いってみます


2014年8月5日火曜日

合格~☆

今年一番の目標は、調理師免許を取ることでした

会う機会のあった友人たちには話していました
最初のうちは、「退路」を断って気合を入れるために、
そのうち、「頭」を使っていること自体が楽しくなって
受かるかどうかはさておき 「ワタシ、ベンキョウしてるん」 と言いたくて


そうなんです
表目標は「資格」だったのですけれど、
裏目標は「苦手なことへの挑戦」でした

数字的なもの・記号的な単語の組み合わせ・覚える・記憶する・・・ 
そういうのが、子どもの頃からずーーっと苦手なのです

「勉強」自体は嫌いではないと思うのですが
何につけ「覚えられない」というのは致命的

いつしか覚えること自体を諦め
なんでも書きとめて安心するメモ魔になり
目の前で見えることと、「感覚」だけで生きてきた気がします

それでも十分にいい人生をいただいてきたとは思いますけれど
ここにきて時間のゆとりができ (それが最大の発端
40代、さあどうする、というところで
好きなことを深めるのために、苦手なそっち(記憶)方面、がんばってみようじゃないの?
というのが今年のチャレンジ

その挑戦の手応えというのが前に 「夏来ニケラシ」  で書いたようなことで
脳ミソのギクシャク感ね! 
うれしい!楽しい! て思いながら勉強(記憶)することなんて
これまであったかな? 


覚えたハズの単語など早くも忘れていっていますが
いーんです
心構えや真髄は、改めて今まで以上に刻みこまれました 

今回学んだことを手がかりに、更に気になるところを掘り下げていくと・・・
またいつか、ぜーーんぶつながる(全てを活かせる)場所に
たどり着けると思うのです


「はじまり」の第一段階
合格~~☆

やればできる子です(。-_-)/ナデ (。-_-)自分



北海道の メロン農家の友人 から
今年も丹精込めたメロンが届きました
夏風邪見舞いと合格祝いを併せたようなナイスなタイミング

ありがとう☆


にわかに夏の丸いもの祭り
しあわせ~~


発表の翌日、トッキッキ(新潟県宣伝課長)のイラスト付き封筒で
合格通知が届きました

あぁ 見間違いじゃなくてよかった


2014年8月2日土曜日

夏風邪

相方がひいたのを、そのまんまいただきました
喉の違和感→高熱→咳

相方は弱ったと同時に結膜炎と、ウィークポイントである皮膚炎を併発して
満身創痍の医者巡りでしたが
その回復基調を見届けた後に、私、発症

その頃わりと元気だったのと
インフルエンザの時は抗しきったことへの過信もあって油断しました
今思えばイベント続きでテンションが上がっていただけで
疲労は溜まっていたのでしょう

暑い日が続いて、一気に余力が無くなり・・・ それでも行きたい用事はあって・・・
喉、コレ、絶対アカン→ 悪寒、キターーー


熱はすぐに下がりましたが
扁桃腺が一番のウィークポイントなので、咳が、
とにかく咳が・・・ ツライ!(>_<)

咳き込んで寝られない&喉がこんなに痛いのって、いつぶり?? 

痛い記憶って、あまり残らないんでしょうかね? 
10数年前には咳のしすぎで肋骨にヒビが入るということがありましたが・・・
種類は違うけれど、親知らず抜歯の手術の後の痛みとかが匹敵するかしら?
というくらい、日頃は基本的に健康・無事に過ごしているものですから

咳き込むと胃までひっくり返りそうな苦しさに
このまま死ぬるかも~(/_;)ゴホゴホゴホ・・・ とアホ発言をしながら(-"-)


死ぬって、もっと辛いんかな・・・
意識が朦朧となって死ぬ、っていうのはある意味、やさしいことなんかな
呼吸器を患っているひとも、どんな怪我のひとも病気のひとも
もっと痛いんやろうな、ツライんやろうな。。。

などと思ったりしました



6日ぶりに幾分マシになりましたが、まだコーヒーもお酒も全くキブンでなく
スイカ ONLY LOVE

咳がおさまってきたので、やっと図書館に行けます  避暑に(。-_-)

世間は各地でお祭りですが、私はいましばし、おとなしく養生いたします
暑い盛り、皆様もどうぞご自愛ください





どんなに特価でも我が家の冷蔵庫には入りません(/_;)


この夏最初のスイカは小玉ですが実力派

完璧☆☆☆